asahi

最近風営法関連の記事書いたばかりなんですが、本日朝日新聞デジタルにアップされた記事で、すごくバズっているクラブ関連・風営法関連の記事がありましたのでご紹介。
現時点で関連ツイート数500、Facebookいいね数300越えてます。はてブのホッテントリにも入っていました。

朝日新聞デジタル:風営法、ダンス適用外せぬ理由は 警察庁担当者に聞く

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内容は朝日新聞の記者(神庭亮介氏)が警察庁の担当者に
「なぜクラブを摘発するのか」
「“ダンスを除外する”風営法改正についてどう考えているのか」
を深く切り込んでいっています。

色んなデータや見解を聞き出す記者・神庭さん、素晴らしいです。

例えば、今年5月に六本木のクラブを摘発した理由が以下のように語られています。
【警察庁】もう一つ見ていただきたい資料があります。5月に六本木のクラブを検挙した際に、収集した数字です。警視庁麻布署管内の110番通報のうち、このクラブに対する周辺からの110番通報の件数を、今年1月から5月までの4カ月半調べたところ、計48件あった。内訳は深夜営業16件、取り締まり要望14件、ケンカ・口論11件などです。
【記者】これは、ほかと比べて多いと言えるのですか。
【警察庁】やはり圧倒的に多いですね。この店では、痴漢、薬物、窃盗、性行為だとか、そういったものを店の中で見つけた場合に、店側で当事者の免許証をコピーして、出入り禁止リストをつくっていました。約100人分あったようです。
VIPルームを設けていて、曇りガラスで中が見えない状況で性行為をしていたりだとか。それは店では禁止だ、ということでお客さんを店外に出すわけですね。こうした事案が店の中でたくさん起きていたわけですけど、警察に通報すると無許可営業で取り締まりを受けてしまうので、通報しないでいた。そうした実態が今回の取り締まりで判明しました。
純粋にダンスを踊り、音楽を聴くために来ている人も中にはいるんでしょうけど、そうではないことを目的に来ている人も多数いるんだろうな、と思います。
「六本木」「今年5月に摘発」「曇りガラスのVIPルーム」「免許証による出禁リスト」
以上のところから、この六本木のクラブというのはVANITYだと思いますが、こんな認識なんですね…。

さらに、これまでも同様の経営を続けていたのにも関わらず、突如この検挙に踏み切ったのは、以下のように「近隣住民からの取り締まり要望が高まったから」とのこと・・・。
「クラブを狙い撃ちしたわけではない」ということでしたが、だとすると10年以降に摘発が増えたのは偶然ということですか?
だと思いますよ。ナイトクラブについて我慢していた人たちが、立ち上がって声をあげて、今こんな実態になっているんだということを警察に訴えている。店に対して「音がうるさい」「時間外営業だ」と言っても、全然聞く耳を持ってもらえないので、警察に相談してくるようですね。
(中略)
警察としても通報があれば動かざるを得ない、という意識が強まってきているのでしょうか。
問題行動や法令違反があれば、検挙すべき者は検挙し、指導・警告すべきものはする。所要の措置をしておかないと、「あの時、警察が動いてくれれば、殺人事件に発展しなかったんだ」と言われてしまう。中途半端に処理してしまうということはないですよね。
「ナイトクラブについて我慢していた人たち」って誰なんだろう。
中でも苦情の対象は「今年5月に摘発した六本木のクラブ」が圧倒的に多かったようだけども、仮にVANITYだとすると、ロアビル13Fへの苦情はどこからいくんだろう。
たしかに六本木駅の朝のホームは、クラブ帰りじゃない人にとったらウザイことこの上ないとは思うけども、それへの苦情の場合、特定のクラブに集中しないだろうし。

他にも気になるやり取りをいくつか。
【記者】仮に、風営法から「ダンス」を取り除いた場合、どのような弊害が予想されますか。
【警察庁】(1)人的欠格事由ということで、今は暴力団関係者は営業できないことになっていますが、そういう者も入ってくる。(2)構造設備が規制されていますが、そういうものがなくなった場合、個室化したり、密室化したりして、そこで男女間の性的な問題が出てくる可能性もある。(3)地域規制がなくなり、学校や病院の近隣にもそういう施設ができてしまう。(4)時間規制がなくなって深夜営業が認められ、騒音や震動の問題が起きる。(5)年齢制限撤廃で年少者が自由に出入りできる、といった問題が生じます。
(中略)
【記者】条文から「ダンス」を削除した場合、そのほかに予想されることは。
【警察庁】風営法からクラブを外したとしても、32条で深夜に遊興させることは禁止されているんですよね。ですから、お酒を提供する飲食店、あるいは提供しない飲食店でも、設備を設けてダンスをさせることは当然できませんし、生バンドを聞かせたり、中でビンゴ大会を開いたりだとか、お客さんに遊興させる行為は、全部規制がかかっている。法改正してダンスを外しても、そうした規制まで変えない限り、深夜にダンスをさせることはできません。
大量に引用しましたが、これ以外にも、
「カラオケとダンスの違いは何か」
「風営法が改正されなくとも、条例によって営業時間を延長できることについて」
などなど、たくさん書かれており、これからの風営法改正議論にあたり、とても重要な記事だとも言われています。

興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
朝日新聞デジタル:風営法、ダンス適用外せぬ理由は 警察庁担当者に聞く 

また、記者がこの記事を書くきっかけとなった出来事が別記事で書かれておりまして、こちらなんてツイート数3,800超、いいね数7,000超ととんでもないことになっています。

朝日新聞デジタル:タンゴもダメなのか 警察庁「享楽的雰囲気が過度」
タンゴなどの男女ペアで踊るダンスは、「享楽的雰囲気が過度にわたる可能性がある」というのが警察庁の見解だ。8月、タンゴ関係者との会合で警察庁の担当者はこんな説明をした。「規制を法律から外すと、ダンス教室と称して『水着の女子高生と抱き合って踊れる』といった営業をされる可能性がある
この発想はすごいw 



 
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